お待たせしました。

先日来、僕のFacebookのフィードで数人のアウトランダーPHEVオーナーとおぼしき方と言い合いになり、投稿に「いいね!」をいただいた友達のみなさんのタイムラインをお騒がせしていることと思います。ごめんなさい。

僕は酔っ払ってFacebookをいじることが多いので、意見はメールでと呼びかけたところ、あるPHEVオーナーの方からメールをいただき、改めて気付いたことがあります。
また「密室はヤダ」と、このブログのコメント欄を閉じていることを非難するご意見もいただきましたので、私が提言していることを今一度整理しつつ、Facebook上でいただいているご意見への回答をまとめて投稿し、当面の期間、コメント欄をアクティブに(PCのみ)してみたいと思います。

鶴岡さんと言う方に「投稿するからちょっと待て」とFacebookで書いてから取材の旅が続き、しばらくお待たせいたしましたこと、ご容赦ください。

提言とその理由。

ごちゃごちゃ書くとわかりにくくなるでしょうから、端的に要点を記します。

当初の記事である『急速充電スポットでは「譲り合い」の気持ちが標準装備にならないと、大変なことになっていくでしょう』で僕が提言し、アウトランダーPHEVオーナーに意見を求めたのは「アウトランダーPHEVのみなさん。高速道路の急速充電器で後続にEVが来たら、充電の順番は譲ることを原則にしてはどうでしょうか」ということです。

おもな理由は2つ。

まず、急速充電しなくても先へ進めるアウトランダーPHEVに対して、ほとんどのEVは「もう次のサービスエリア(急速充電器)までは走れない」という状態で急速充電器にたどり着きます。PHEVは急速充電しなくても困らないけど、EVは困る。ならば「EVを優先してあげるコンセンサスがPHEVユーザーに広がるといいのにな」と、以前から感じていたからです。

もう一つの理由は、ことに「高速道路のロングドライブでアウトランダーPHEVを急速充電する必要はない」と感じているからです。なんとなれば急速充電するよりもチャージモードでしばらく走る方がストレスなく充電できるし、高速走行ではみるみる減っていく電池残量計を見るにつけ、高速道路での急速充電の必要は感じない、ということです。ま、個人の感想、ですけどね。

だから。

EVユーザーがロングドライブするときは、ある程度の充電待ちを覚悟しています。でも、充電待ちで並んでいるPHEVの後ろに付くと「えっ、並んでまで充電するの?」と感じます。そもそも、並んでまで急速充電しようとするPHEVオーナーの気持ちが僕にはわかりません。EVが来ても並んで充電しようとするPHEVオーナーは、きっとEVユーザーの気持ちを知らないのではないかと推察します。

今回の出来事では、僕が乗っていた i3 はレンジエクステンダーを備えていたし、急速充電で待たなければいけないことに腹を立てたわけもなく、ボウズの釣りで疲れていたので、白いPHEVオーナーの方が本当に待っているのかだけを確認し「正月休みだけにこういうこともあるんだな」と、とりあえず写真を撮影して突っ込んだ話を聞くこともなく先を急ぎました。

でも、途中で充電していたPHEVにぶち抜かれた(思わず撮影した写真とナンバー照合してしまいました)時に黒い呟きが心をよぎり、「ああ、そうか、トラブルってのはこんな風にお下劣な苛立ちがぶつかりあって起こるんだよなぁ」という思いを懺悔して書いたのが、あの記事です。

「アウトランダーPHEVのみなさん。高速道路の急速充電器で後続にEVが来たら、充電の順番は譲ることを原則にしてはどうでしょうか」といったことは、自動車メーカーや設置事業者にはなかなか言い出せないことでもあり、時代を先取りしてEV、PHEVに乗っているユーザー自身がなんらかのカタチで発信し、実践していくべきことなんだと思っています。

何人かのアウトランダーPHEVオーナーの方やEVユーザーの方からは「人間のクズは言い過ぎだよ」と幼稚な表現をたしなめる言葉とともに「そうだよね」といった理解と賛同を示す意見やメッセージをいただきました。
でも、逆に何人かのPHEVオーナーの方からは、手厳しい反論をいただいている、という次第です。

ご意見への回答。

Facebook上での反論を整理して回答しておきます。

●「人間のクズ」という表現がひどい。
その通りだと思います。不穏当で子供じみた思いであることは承知の上で懺悔しました。

●PHEVはEVに急速充電の順番を譲れというのか?
原則的にはそうすべきだと考えているし、僕自身がアウトランダーPHEVを運転するときはそうしています。ただし、近隣にいくつかの急速充電スポットがある一般道などではケースバイケース。鉢合わせしたユーザー同士のコミュニケーションの問題だと思います。

●NCSの月会費を払って従量料金払って充電するんだから平等だ!
その通りだと思います。そんなことは承知の上で、余裕のあるクルマが「先へ進めない」クルマを慮る文化を広げていくことが大切だと思っているということです。
今後、さまざまなEVが増えてくれば、PHEVとEVだけでなく、EV同士でも航続距離格差が大きくなって、航続距離に余裕のあるEVが余裕のないEVを優先する、といったことも必要になってくるでしょう。
サービスエリアのごみ箱に家庭ゴミを持ち込まないといったことと同様に、公共の設備を上手に活用するために、EVユーザーが共有していくべきマナーであり知恵だと思っています。

●お前が人間のクズだ!
ご指摘の通りかも知れませんが、自分自身を冷静に評価するのはなかなか難しいものです。

●日本EVクラブの公式見解を示せ!
『急速充電スポットでは「譲り合い」の気持ちが標準装備にならないと、大変なことになっていくでしょう』はもとより僕の署名記事であり、日本EVクラブそのものが関与した意見ではありません。
とはいえ、さまざまな反響をいただく中で、EVクラブの公式サイトに掲載し続けるのは不適当と判断した部分を削除して、記事全体は僕の個人サイトへ移転するという処置を行いました。
日本EVクラブは関係ありません。

●謝罪しろ!
まともに記事の内容を理解しようともしない通りすがりの方に対して、僕が何を、なぜ謝罪するのか、意味がわかりません。
記事中で取り上げた2台のアウトランダーPHEVオーナーの方に対しては、個人が特定できないように写真を加工したとはいえご本人が見ればわかるでしょうから、連絡をいただいたなら非礼をお詫びした上で「なぜ、並ばせてまで充電を?」と「なぜ並んでまで充電を?」ということをお尋ねしたい思いはもっています。

いろんなご意見をいただきましたが、おおむね、こんな感じかと。

ケンカする人。

さて、冒頭に書いたように「意見はメールで」の呼びかけに応えてメールをいただいたあるアウトランダーPHEVオーナーの方とやり取りする中で、改めて気付いたことがあります。

加筆修正した記事中に「トラブルやトラブル寸前の事態が起きている」と書きましたが、僕自身は急速充電スポットでの大きなトラブル(ケンカ的な)を経験したことはありません。メールをくれたPHEVオーナーの方も経験はないそうです。

普段の生活に置き換えて見れば、飲み屋でのケンカみたいなものなのでしょう。酒を飲んでケンカを始める人ってたいてい決まっていて、ケンカ好きな人はそもそもケンカしたくて酒を飲む、みたいなところがあります。

実際、僕自身の経験では、EVに乗っていて急速充電スポットでPHEVと鉢合わせすると、ほとんどの方が「どうぞどうぞ」と順番を譲ってくださいます。トラブルになってしまうのは、お互いの黒い心がぶつかり合ってしまう結果であり、場合によっては、ケンカ好きな人と鉢合わせしてしまった不幸、ということなのでしょう。

この投稿のコメント欄でもケンカするのは面倒臭いので、有意義な議論ができるといいなと思っています。

また、ブログのコメント欄を開けたまま放置しているとスパムがわさわさやってきて処理に手間がかかりますので、コメント欄は一定の期間(数か月程度かな)を経過したら議論の成果をまとめた上(まとめるべき議論ができたなら、ですけど)でクローズします。あらかじめご了承ください。