火種になった大元の橋下発言動画(You Tube)

昨日のブログで、過去記事の宣伝でカムフラージュしつつ、橋下発言バッシングに感じる危うさを愚痴ってみた。

状況は、ますます泥沼、な感じである。

個人的には、13日だかのぶら下がり会見での橋下さんのコメントには共感している。女性蔑視とも、時代錯誤とも感じないし、むしろ、橋下さんは発言の中で繰り返し、女性や歴史への配慮を口にしている。

あえて、橋下発言の難点を探してみると。まず。。。

慰安婦は必要だった。

と、「必要」という単語を使った点か。

軍隊に限らず、男どもが集まるところに性欲が渦巻くのは、橋下さんが言うように「当然」ではある。日本に限らず、ごく最近まで、世界中の軍隊で慰安婦的な性欲解消システムがあったという事実だけを指摘しておけばよかったんだろうけど、今じゃ、時代を超えて絶対悪とされている売春を「必要」と語ってしまったことが、世界からの突っ込みどころになってしまっている。

あと。

普天間のアメリカ軍司令官に、唐突に、、、

風俗活用

を提言したのも、
ちょっと迂闊だった印象は拭えない。

日本のように、合法的な風俗がこんなに発展して蔓延してる国は世界でも少ないはず。世界の常識としては、風俗=売春=違法ってことなのだ。

司令官と橋下さんとの会話でも、司令官が「違法なことは…」と凍り付いたっていうし。こういう話をするのならごくごく個人的な親睦の場で、酒でも飲みながら、まずは日本の合法的な風俗事情のレクチャーから始めなきゃいけなかった、ということだろう。

案の定。。。

アメリカの女性報道官は、違法売春なんて言語道断と橋下発言を批判している。日本の新聞記者とかは、アメリカの報道官に「いや、橋下さんは違法売春を活用しろとは言ってないよ」と、どうして教えてあげないんだろう。

きっと、今、あちこちで橋下批判をしている人たちも含めて、風俗=売春といった程度の認識しかもっていないということだ。

ま、日本の風俗事情自体、世界から見ればおそらくは不可思議な理屈でソープでの売春が見逃されたりしているから、そもそも性的なサービスの「合法ライン」をどう引くか、ってのは国際的にはこれまたとても難しい問題だけど。。。

で。

今、世の中に渦巻いている橋下発言批判のあほらしさを象徴してるのが、全日本おばんちゃん党という市民団体の「8カ国語への翻訳」だ。

フェースブックページに、その翻訳して世界にばらまいているという文章が画像で紹介されていたので、リンクを貼っておく。

全日本おばちゃん党ページ(facebook)

全日本おばちゃん党ページ(facebook)

発信してる、という文章の内容は、橋下発言を詳細に伝えるものじゃない。

そもそも、世界の友人たちへ「どう思いますか?」と問いかけつつ、「(発言の)内容には多くの女性差別を含みます」という誤解&決めつけの自己主張しか読み取れない内容だ。

これを翻訳?

いやいや、どうせ翻訳するなら、13日の会見全文をきちんと訳して(「sex slave」てな悪意に満ちた単語は使わず)ばらまいてくれ、と思う。。

慰安婦問題。戦争責任の問題。etc。

橋下さんがあの発言の中で提言していたことは、しっかりと日本の中で議論して、世界に発信、主張していくべきことばかり。

でも、このおばちゃん党の狼藉が象徴するように、橋下批判を繰り広げている人たちは「話し合おう」とはしていない。市長を辞めろとか、橋下嫌いとか。感情的で不毛な中傷があるだけだ。

対して、慰安婦問題などについては橋下さん同様に「解決すべき」という思いをもっているはずの西村眞吾議員が、韓国人売春婦を槍玉に挙げた発言で維新の会を離党する、なんて騒ぎにつながっている。

そもそも「売春」を論点にすること自体、橋下発言の趣旨と違ってるし。

僕の心情は保守なので、西村議員には期待している部分もあるが、今回の痴漢冤罪みたいな橋下批判に対して、韓国人の売春を誹謗する(現実はどうあれ)コメントで対抗するのは火に油。ますます出口が遠くなってしまうと思う。

いろんな意見があって、賛成の人も反対の人も議論を尽くして物事を決めていくのが民主主義のはず。

なんで、日本では議論ができないんだろう。

なんで、正論を語ってる橋下さんを、マスコミは揚げ足取りのような騒ぎ方をするんだろう。

なんで、すぐに誹謗中傷合戦になっちゃうんだろう。

ここ数日、東日本大震災直後に感じたのと同様に、そこはかとない無力感を感じている。。。

そもそも、いろんな人が健全に論じ合える「場」ってのがないからなんだろうな。原発問題にしても、反対の人はゲリラみたいにのたうちまわり、推進の人は盗っ人のように暗躍するばかり。

片っぽの意見の人ばかりが集まるんじゃなくて、いろんな意見の人がフラットに論じ合える場所や機会を、いろいろ作っていかなきゃいけないんだろうな、と思うのだった。

ちょっとめんどくさそうだけど、そういうの、やってみたいな、と。

土曜日、朝のたわごとでした。