もう更新はストップしちゃったけど、Yahoo!の月刊チャージャーというWEBマガジンで『まずは疑って係』という連載企画をやっていた。露天風呂付き温泉宿とか、ちょっとイロモノネタを交えつつ、基本的には「これ、おかしいんじゃない?」と普通に感じるあれこれを、できるだけフラットな立場で取材して検証していく読み物だ。

で。

2010年の1月号でやったのが、『リニア新幹線はみんなの夢だったっけ?』という話。

月刊チャージャー

いろいろ問題はあるけれど、個人的にことに切実だと思うのが、4ページ目で紹介している「消費電力」だ。

取材当時、リニア中央新幹線の事業主体であるJR東海ではリニアの消費電力についてのデータを公表していなかったものの、研究者の試算では「1日の電力使用量はおよそ544万kW。原子力発電所1基の発電量を仮に1日およそ100万kW強としても、新たに原発5基分ほどの電力を必要とする」ことになるという。
(この企画を取材した時も、JR東海さんは取材拒否、だった。。。)

東海道新幹線のバイパスとしてもう一本高速鉄道を、という大義名分は理解できるけど。

昭和の少年誌で「憧れの未来」として描かれていたリニアモーターカー。脱原発が切実な問題になっている今の日本で、本当に「待ち望んでいる」人なんているんだろうか。

それよりも、さらに改良して消費電力を抑えた「新幹線」を導入、のほうが、どう考えても賢明だと思う。

リニア中央新幹線は、民間企業であるJRの事業だから、とはいうものの、時代錯誤な未来鉄道が消費する途方もない量の電力は、少子高齢化にあえぐ次世代への負担をさらに重くすることになる。

もう、数十年間、莫大なお金をつかって研究してきたリニアモーターカー。未練があるのもわかるけど、JRさん。お願いですから、少し立ち止まって、冷静に損得勘定してみたらどうでしょう。

もし、損得勘定で「リニアがいい」というのなら、ぜひ、さまざまなデータを公表して、広く国民に意見を募ってみて欲しい、と思う。

それにしても、「リニア、やめます」と軌道修正して、困る人や、怒る人って誰なんだろう。

原発問題がそうであったように、そして、再びそうなろうとしているように。未来の負担や社会の利益を無視してでも、自分だけの利益を追いかける既得権者がゴリ押しして作る「どでかいモノ」にはこりごりだ。

というわけで。

真夜中の、個人的な。

リニアいらない!宣言

でした。