WIRED

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WIRED の記事によると、ルノーがF1技術を投入した『Twizy』のプロトタイプを公表した。その名も『Twizy Renault Sport F1』。F1で採用されている運動エネルギー回生システム(KERS)を搭載。時速100kmまで約6秒で加速する、ホットなマシンに仕上がっているらしい。

先日、チャデモ協議会の総会にお邪魔した時には、京都のベンチャー企業『グリーンロードモータース』のプレゼンを聞いた。これは、1997年に発表された『トミーカイラZZ』をEVにコンバージョンしたクルマを発表。これは、0-100kmが3.9秒というビックリ性能を秘めているらしい。

グリーンロードモータース

グリーンロードモータース

かねて主張している、ラジコンカーのようにぽこぽこと面白いEVが生まれる説。ひたひたと、時代の幕が上がろうとしている印象だ。

で。

気になる『テスラS』。

テスラ(日本)公式サイト

テスラ(日本)公式サイト

2013年も6月になり、そろそろ納車が始まるのかな、という状況だ。一般の試乗もできるようになったらしい。僕はまだ試乗していないけど、素晴らしいクルマであることは信じている。

発表当初は、40kWh(一充電航続距離:約257km)、60kWh(370km)、85kWh(482km)の3タイプが用意される予定になっていたが、値段の安い40kWhにはあまり予約が入らなかったということで、60kWhと85kWhのモデルが発売されることになった。

ちなみに、日本で発売される時には、チャデモの急速充電に対応した「アダプター」が用意されるらしい。

85kWhのモデルだと、ほぼ空の状態から満タンまで充電しようとすると、急速充電器でも2時間くらいはかかるだろう。高速道路のSAなどで、テスラが充電していたら、後ろに着くのは要注意、ってことか。ぜひ、車体のエンブレムとかに、搭載電池容量を明示してほしい。w

それにしても。

テスラSの値段は、40kWhが5万2400ドル。60kWhで6万2400ドル、85kWhは7万21400ドルと、1万ドルずつ高くなっていく。それなのに、安価なモデルが売れない、というのが象徴的だ。

何を象徴しているか、というと。まず、今、いち早くテスラを予約しようとしてるのはお金持ちの人、ってこと。

もうひとつは、EVの航続距離に対して、市場はやっぱり「欲ばり」なんだ、ということだ。

日産リーフは、電池容量24kWhでおよそ230kmの航続距離。日常的には十分だが、高速道路で遠出しようとすると、頻繁に充電を繰り返すことになる。たとえば、テスラSの85kWhなら、実用的な航続距離がカタログスペックの2/3程度と考えても、482×0.66=318.12 で、およそ320kmくらいは走れるはず。東京から、ほぼ名古屋まで一気に走れる計算になる。

ま、電池が大容量な分、空に近づけるほど急速充電にも時間がかかる、という弊害はさておいて。これなら、不安なくガソリン車から乗り換えることができる。

と。

考えてみると。

テスラSは40kWhで257km。リーフは24kWhで230km。

そう、今さらながら、リーフの電費性能はとっても優秀なのだ。

リーフに限らず、今後、日本のカーメーカーが開発して市販するEVは、おそらく同程度以上の電費性能を実現していくはず。

とすると。

リーフ的な日本EVの場合、50kWhくらいの電池を搭載すれば、カタログスペックで400kmくらいの航続距離を与えることは、そんなに難しいことではないだろう。

と、いうか。

おそらく、これから発表されるピュアEVは、「50kWhくらいの電池を搭載」が目安になってきそうな予感がする。

だって。

きっと、テスラSは日本でもそれなりに売れるはず。お金があれば、僕も本気で買いたいし。

テスラSの成功は、EVの道を切り開く、のだ。

次期プリウスもリチウムイオン電池の採用を発表し、これから電池はますます安く、軽くなっていくはずだ。

EVが「普通のクルマ」になる日は、もうそこまで来てる、ということで。